３月２０日に子育て講演会「今だから地域で子どもを育てよう?子供が大切にされる社会をめざして」を開催しました。講師は福岡県で幅広い活動をされている「地域ぐるみの子育てをすすめる会　ひだまりの会(http://www.geocities.jp/hidamarino_kai )の支援アドバイザー高山静子先生です。

現代は車や経済中心で、自然の中でのびのびと遊ぶ機会が少なくなり、子どもを育てにくい社会になっています。たくさんの事例を交えて子育ての問題をお話しされました。
・夜型の睡眠　　夜１０時以降に起きている１歳児（日本小児保健協会）
　１９８０年　２６％　→　１９９０年　３５％　→　２０００年　５４％
・乳幼児期の夜更かしの影響
　　昼間の情緒が不安定、　遊び・経験が不足、　対人関係・知的能力への悪影響
・メディア視聴の早期化、長時間化
　　表情が乏しい、気持ちが通わない、友達関係が持てない、遊びが限られてくる
・子育ての問題は母親の心理問題ではない。メディア漬けなどの育児の危険性を知らせ、子どもの生活が変わる支援をしていくことが必要。　

人と関わることではじめて子どもは人間として成長するのだと思います。利用者親子がひろばに来られることで、生活のリズムを整え、子どもの育ちを豊かにする応援ができるとうれしいです。スタッフ一同、ひろばの果たす役割の大きさを実感しました。